酸熱トリートメントとヘアカラーって同時にできるんですか?
結論、酸熱トリートメントとヘアカラーは同時施術可能ですが、いつくか注意点があります。
もし、注意点を守らないと、酸熱トリートメント&ヘアカラーどちらの効果も台無しになってしまう可能性もあるのです。
今回は、美容師「橋口 美月」が酸熱トリートメント&ヘアカラーの相性と同時施術の注意点を詳しく解説します。
酸熱トリートメントとは
酸熱トリートメントは髪内部のダメージを直す特殊なトリートメントです。
通常のトリートメントをはるかに超える効果を発揮し、別名「髪質改善」とも呼ばれます。
酸熱トリートメントの基礎知識はこちら
劇的な効果を発揮する分デメリットも存在します。
酸熱トリートメントに共通する主なデメリットは以下の通り。
↑今回は、お客様が一番気にするヘアカラーのと相性について解説します。
酸熱トリートメントとヘアカラーの同時施術の注意点
あの、なぜ酸熱トリートメントとヘアカラーは相性が悪いんですか?
それは、酸熱トリートメントとヘアカラーの性質が関係しています。
酸熱&ヘアカラーの性質
酸性とアルカリ性は対になる成分なので相性が悪く、お互いの効果を打ち消してしまうのです。
ヘアカラー後に酸熱トリートメントをすると
まず、ヘアカラーを行うと髪の毛のPH値はアルカリ性に傾きます。
ヘアルカリ性に傾いている髪に強酸性の酸熱トリートメントを行うと、酸性の成分がヘアカラーを分解してしまいます。
結果、酸熱トリートメントの効果は発揮するけど、ヘアカラーは台無しになってしまう事になります。
酸熱トリートメント後にヘアカラーをすると
酸熱トリートメントを行うと、髪の毛はPH値は酸性に傾きます。
酸性に傾いている髪にアルカリ性のヘアカラーを行うと、アルカリ性の成分が酸熱トリートメントを分解してしまいます。
結果、ヘアカラーはある程度効果を発揮するけど、酸熱トリートメントは台無しになってしまう事になります。
基本的に酸熱トリートメントを先に行うことはありませんが、例として解説しました。
結論、先にやったメニューの効果が台無しになってしまう事が分かると思います。
さらに、酸熱トリートメントの成分にも色落ちする原因が隠されています。
色落ちする原因「グリオキシル酸」
グリオキシル酸とは
酸熱トリートメントには「グリオキシル酸」と言う成分が含まれているのですが、このグリオキシル酸はカラー染料を分解してしまう性質があるのです。
そのため、カラー後に酸熱トリートメントを行うと、カラー色素がグリオキシル酸によって分解されてしまい、色落ちしてしまうのです。
「グリオキシル酸」の存在も、酸熱トリートメントとヘアカラーの同時施術を難しくしている理由の1つです。
あの、グリオキシル酸って酸熱トリートメントに必要なんですか?
絶対に必要です!もし、酸熱トリートメントからグリオキシル酸を抜いてしまうと、ただの液体になってしまいます。
なるほど、それは絶対に外せない成分ですね。
でも、同時施術が可能な美容室は存在する
あの、酸熱トリートメントとヘアカラーの同時施術は諦めるしかないって事ですか?
そう思ってしまいますが、酸熱トリートメントとヘアカラーの同時施術が可能な美容室は存在します。
同時施術可能な美容室とは?
独自の技法によって、色落ちのリスクを最小限に抑えて酸熱トリートメントを提供している美容室が存在します。
そう言った美容室では、酸熱トリートメントとヘアカラーの同時施術が問題なく行える場合があるのです。
あの、酸熱トリートメント&ヘアカラーの同時施術可能な美容室ってどうやって見つければ良いのですか?
美容室探しの方法については、詳しく解説した別記事もあるのでぜひご覧下さい
酸熱×ヘアカラーBefore・After【SENJYUチーム】
では、酸熱トリートメントとヘアカラーの同時施術をメニュー化している、SENJYUチームの酸熱トリートメントをご覧下さい。
酸熱トリートメント&ヘアカラーBefore・After
なるほど!髪が綺麗になってるし、色も染まってますね!
SENJYUチームが行う酸熱トリートメント&ヘアカラーの同時施術の詳細を詳しく解説した別記事もあるので、ぜひご覧下さい。
通常のヘアカラー以外にも「酸熱トリートメント×ヘアマニキュアorヘナ」との同時施術も行っています。
まとめ
かつて、酸熱トリートメントとヘアカラーの同時施術は難しかったのですが、今では問題なく行える美容室も増えています。
年間3000人の酸熱トリートメントを担当しているSENJYUチームも、ヘアカラーとの同時施術を行なっています。
SENJYUチームの酸熱トリートメントをさらに詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧下さい。