カラーをしたいけど…
セルフカラーで髪を染めたいのです。
市販のカラー剤には、何かデメリットがあるんですか?
結論、セルフカラーには様々なデメリットがあるため、美容師からすると使用はおすすめできません。
そうなんですか?デメリットを教えてほしいです。
では今回、美容師「橋口 美月」が、セルフカラーのデメリットや注意点を詳しく解説します。
セルフカラーのメリット
まずは、セルフカラーのメリットからご紹介します。
値段が安い
まず、美容院のヘアカラーはカット無しでも、数千円以上しますが、市販のカラー剤は数百円ほどで購入可能です。
お値段の事だけを考えると、セルフカラーはとてもコスパの良いです。
場所と時間を選ばない、お手軽
美容院でヘアカラーをする場合は、空いている時間に予約を入れて、その美容室まで足を運ぶ必要があります。
しかし、セルフカラーの場合は時間選ばず、使用する場所も指定がありません。
そのため「お手軽さ」に関しては、セルフカラーの方が圧倒的に良いのです。
以上がセルフカラーのメリットでした。
あ、もう終わりですか💦
美容師からすると、これ以上のメリットが見つかりませんでした。
セルフカラーのデメリット5選別
セルフカラーにはメリットよりも、デメリットの方が多くあります。
この項目では、セルフカラーに存在する5つのデメリットをご紹介します。
色ムラになりやすい
美容院のヘアカラーであれば、美容師さんがハケを使ってカラーを塗るので、色ムラになる事はほとんどありません。
しかし、セルフカラーは一人で全頭を塗らないといけないため、色ムラになる可能性が高いのです。
特に、目の届かない「襟足」「後ろ髪の内側」は、色ムラになりやすい箇所です。
さらに、目の届かない箇所なので、色ムラになっている事すら気付かないかもしれません…
髪が傷みやすい
美容院のヘアカラーは、髪質に合わせて薬剤を調節できるので、髪へのダメージを最小限に抑えたカラーの提供が可能です。
しかし、セルフカラーは薬剤の調節できないので、どんな髪でも染まる様に強い薬剤を使用しています。
強い薬剤を使用するほど髪に負担がかかるので、必要以上に髪を傷めてしまう可能性があるのです。
頭皮の負担が大きい
市販のカラー剤は、強い薬剤を使用しているため「頭皮」の負担も大きくなりがちです。
そのため、頭皮が弱い人がセルフカラーを行うと、頭皮を痛めてしまう可能性があるのです。
思い通りの色になりずらい
美容院のヘアカラーは、お客様の髪質や希望に合わせて、複数のカラー剤を選定して髪を染めます。
しかし、市販のカラー剤は種類が少なく、髪質別の相性も分かりません。
そのため、どのカラーがどんな感じに染まるのかは「染めてみないと分からない」状態なのです。
当然それでは、思い通りの色にならず「明るすぎる」「暗すぎる」などの失敗を引き起こす可能性があるのです。
箱に描いてある髪色イメージであり、再現は難しいと思って下さい。
美容師さんに嫌がられる?
セフルカラーをしたけど…
- 色ムラになった
- 髪が傷んだ
- イメージ違い
↑もし、セルフカラーを失敗した後に美容院行ってしまうと、美容師さんに嫌がられる可能性があるのです。
これは、セルフカラーの失敗を直すのは、普通にカラーするより難しく、綺麗に直せる保証がないからです。
最悪、美容院に行ったけど「お直し不可能」と、施術を断られる可能性もあるほど。
あの、セルフカラーを失敗したらどうすれば良いのですか?
セルフカラーは自分で直せないので、美容院で直してもらいましょう。
もし、セルフカラーを失敗したら?
美容院でお直しする際の注意点
先述の様に、セルフカラーの失敗は美容室によって断られる可能性があります。
そのため、来店前に「セルフカラーのお直し可能か?」事前に連絡を入れてから、美容院に行きましょう。
美容院に行く前、お客様にも協力してほしいことがあります。
- 電話やLINEで「髪の状態」をしっかり伝える
- 使用したカラーの「箱」を持っていく
- ない場合、使用したカラー剤の詳細が分かる商品のリンクorHPなどを用意する
↑絶対ではありませんが、できる限り協力してほしいです。
ちなみに「カラー失敗直し」をメニュー化している美容院もございます。
まとめ
綺麗なヘアカラーを求めるならば、美容院でカラーをしてもらいましょう!
やはり、セルフカラーとの違いは歴然なので、どんな時でもサロンカラーがおすすめです。